二つの神社からなる桑名の総鎮守 桑名宗社(俗称:春日神社)

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2016.11.18神主ブログ

皇大神宮御分霊社 例祭

こんにちは。宮司です。

昨日、11月17日は境内に鎮座します皇大神宮御分霊社の例祭が午後4時から斎行されます。

伊勢神宮に祀られる天照大御神をお祀りする神社で、明治9年(1877)に神宮司庁より特別に御分霊を受ける許可を頂き、御供講(ごくうこう)という組織により祭礼を主催し、140年経過した現在でも子孫らにより引き継がれています。

一年一年積み重ね、140年と長き年月に亘り引き継がれた祭が終わった後、参列者同士が先祖の話で盛り上がる姿は、文化伝承の楽しさと大切さを改めて感じました。


皇大神宮御分霊社 由緒

抑も当社は、明治の初年当地北魚町に融通会所という庶民の金融機関あり。その社員一同は神宮崇敬の念殊に篤く、相謀りて御供講と称うる奉祀の会を結成し、神宮司庁に願い㞮て、その頃例の尠きを特に許されて、天照大御神の御分霊を勧請し奉り、春日神社境内の吉方乾の角に浄域と卜し、荘厳なる新殿をしつらえ、明治九年(一八七六)十一月十七日御鎮座の式を挙げたる社にして、皇大神宮御分霊社と号し、通俗みたま様と申し上げ奉る。爾来、御供講の母体の融通会所は、桑名銀行と改められ、後又百五銀行桑名支店と遷り変りても、御供講創始者の子孫と共に、年々十一月十五日を例祭日として、祭祀を続く。